四者四様の指揮官に寵愛された男が振り返るジャイアンツでの物語
本書では、岡崎氏が監督たちと過ごした1979年から2021年という長きにわたる期間の思い出が語られています。
長嶋さん、王さん、藤田さんのそれぞれの監督には深く刻み込まれた思い出があり、さらに現役時代を振り返る上で原さんの存在も欠かせないことから、「ときどき原さん」として、原さんとのエピソードも紹介されています。
「長嶋さんと王さんは神様。藤田さんは父親。原さんは兄貴。」という言葉が示すように、各監督との間に築かれた独特の関係性が描かれており、当時の巨人軍の熱気を肌で感じていたファンにはたまらない内容となっています。
各章の見どころ
第1章 長嶋茂雄監督(1980, 1993-1996)
長嶋監督の第一次政権の最後の年に入団し、13年ぶりの監督復帰時にも共に戦った岡崎氏。長嶋監督の記憶力や、マスコミへの「宣伝」といったエピソードは、ミスターの人間的な魅力に改めて触れることができるでしょう。優勝と日本一を経験した1994年の裏話や、コンディション不良に苦しんだ翌年の長嶋監督とのやり取りも明かされます。


第2章 王貞治監督(1984-1988)
「テレビの中のスーパースター」であった王監督との出会いから、厳しい打撃指導、そしてオフの顔まで、岡崎氏の視点から王監督のオンとオフが描かれます。ホテルで迎えた初優勝の感動や、日本シリーズでの悔しさなど、選手と監督が一体となって戦った当時の熱い思いが伝わってきます。


第3章 藤田元司監督(1981-1983, 1989-1992)
優しい藤田監督と、怖い藤田監督、両方の顔を知る岡崎氏。プロ初打席での珍エピソードや、全力疾走を怠った際に罰金を免除してくれた心温まる話が紹介されます。また、大怪我から復活した吉村選手を一番に出迎えた藤田監督の姿は、父性のある監督としての愛情を感じさせます。


ときどき原さん
現役時代に寮で原辰徳氏と出会い、セカンド用グローブを譲り受けた思い出から、監督時代のコミュニケーション、そして坂本勇人選手育成の秘話まで、多岐にわたるエピソードが語られます。原監督の「鋼メンタル」は、多くのファンにとって興味深い部分でしょう。



著者プロフィール
著者である岡崎郁氏は、1961年大分県生まれ。1979年にドラフト3位で巨人に入団し、勝負強い打撃でチームの主力として活躍。2度の日本一を経験しました。引退後はプロ野球解説者やスポーツキャスターを経て、2006年からは巨人の指導者として、二軍監督やスカウト部長などを歴任。現在はYouTubeチャンネル『アスリートアカデミア【岡崎郁 公式チャンネル】』での活動や、九州アジアリーグの大分B-リングスでゼネラルマネージャーを務めるなど、多方面で野球の魅力を発信し続けています。
書籍情報
書名: 『長嶋さん、王さん、藤田さん。ときどき原さん 私と4人の巨人軍監督』
ISBN: 978-4-86255-806-0
著者: 岡崎郁
ページ数: 216P
判型: 四六判
定価: 1,980円(本体1,800円+税)
発売日: 2026年4月14日
出版社: カンゼン
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80年代から90年代にかけて地上波で巨人戦が全試合放送されていた時代を懐かしく振り返りながら、岡崎氏の視点を通して、巨人軍の歴史と名将たちの魅力に触れてみませんか。きっと、あなたの推し活がさらに深まる一冊となるでしょう。

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